⑩かき船 中島崇 #マツモト建築芸術祭 真冬の松本アートさんぽ

2023.2.5
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⑩かき船 中島崇 #マツモト建築芸術祭 真冬の松本アートさんぽ

真冬の松本アートさんぽ マツモト建築芸術祭2月24日からスタートしました!

薄氷が張った国宝松本城総掘り 水面に張られたステンレスのロープのようなもの。

総掘り

アーティストは、中島崇さん

プロフィール 公式サイトより

中島崇 Takashi Nakajima

昭和47(1972)年東京都生まれ。平成6(1994)年、桑沢デザイン研究所写真研究科卒業。平成13(2001)年、ドイツ・ベルリンに拠点を置く。平成26(2014)年と28(2016)年に摘水軒記念文化振興財団の助成を受ける。現在は東京在住。

主な個展に、 「さいたま市プラザノース Domain of Art 26」(2021)、「OTAアートプロジェクト<マチニエヲカク>」(2020)、「JR宇和島運転区扇形車庫再生準備事業」(2020)、「JR EAST meets ART@高輪ゲートウェイFest」(2020)、「交流の形 SHIBAURA HOUSE」(2020)などがある。グループ展には、「大田区OPENアトリエ」(2021)、「富士の山ビエンナーレ」(2020)、「鉄工島フェスIRON ISLAND FES」(2019)など。

中島崇⑩

かき船

建築年  昭和8(1933)年(当初は船であった)設計者  不明
施工者  船大工 藤原卓美他

かき船

 

〈カキ船〉とは、河川に船体を係留して広島の牡蠣料理を提供する屋形船で、大阪から広がり、明治15(1882)年に77隻、昭和15(1940)年には150隻ほどが全国で営業していたという。現在、河川上で営業を続けているのは数隻でいわば「絶滅危惧種」とも言える。松本城の惣濠で営業を開始したのは昭和8(1933)年で、広島で建造された船を解体して鉄道で運び、広島の船大工と大工が半年かけて完成させた。
当初は屋形船として営業していたが、昭和12(1937)年頃に船底から浸水したため、堀に打った杭の上に船を乗せる形で桟橋に固定された。水に浮かぶ「船」ではなくなったが、現存する〈カキ船〉の民俗資料としての役割が求められている。
入口両脇はモルタル塗りの壁になっているが、当初は格子の出窓になっており、豪華な造りであった。入口庇のケヤキ材の曲げ垂木は、1本を削り出すのにまる一日かかったという。船は桟橋と縁を切って造られており、土手に係留する形で堀に浮かべていた。畳敷きの中廊下を挟んで客室が両側にあるため、船が傾かないように座ってもらう場所を人数調整する必要があった。(マツモト建築芸術祭 公式サイトより

マツモト建築芸術祭⑩

数年前に読んだ本に、全国でかき船が残っているのは、4軒だそうです。大阪に2軒あるというので、3年前に淀川に浮かぶかき船を発見したので、食事を取ろうと思ったら、残念ながら休業中でした。その後再開したのかは、不明です。

松本のかき船は、今となっては貴重な存在です。

かき船

堀に張られたステンレス 重たい雲の下で見るとそこにある事を知らないと見落としてしまうほど。

太陽に光や、風など吹くと存在感が増すのかと思われます。

マツモト建築芸術祭⑩かき船

片端町

松本城惣堀の外の武家屋敷地帯で、東側のみ屋敷割りされたことから町の名がついた。「信府統記」によれば、「・・・・、片端南北二百二拾四間余・・・・」と家並が続いていた。

 

片端

マツモト建築芸術祭のチケットは、ここ上土通りにある「上土シネマ」で購入出来ます。
事前にネットで購入しても、ここで引き換えになります。9時半~17時半までです。

詳細は、公式サイトをご覧ください。

上土シネマ
上土シネマ入口

チケットです!

パンフレットとチケット

有料会場に入場するときに、スタンプを押してもらいます。

チケット